2009年12月19日土曜日

キルヒベルグに帰ってきました!


昨日の夜遅く、キルヒベルグに帰ってきました!

今日は一日残していた荷物を回収したり、スクールでウェアをもらったり、リフト券をもらったりしてあっという間に過ぎてしまいました。

そして、夜はなんとオーストリアで初めて映画を見に行きました!こちらの映画は全部ドイツ語に吹き替えられているので、なんとなく避けてしまっていたけれど、今日は隣の町、キッツビューエルで働くえみこさんに誘われ見に行くことにしました。

というのも今日の映画、キッツビューエルのスキースクールの人たちが出演していて、彼らがアメリカとカナダの境界に位置するMt. Saint Eliasに登り、頂上から麓の海、Icy Bayまで世界で一番長い滑走距離を降りることに挑戦する姿を収録したものだったのです。

アメリカ人1人とオーストリア人2人+撮影スタッフが登るのですが、チームワークの難しさ、自然の恐さ、挫折する悔しさ、やり遂げたときの達成感が描かれている映画でした。冒頭の言葉、”これは自分との戦いだ。自然と戦ったところで負けるのは決まっているから”がかなり印象的でした。

映画の大半がドイツ語だったので、かなり理解に苦しみましたが、アメリカ人も登場するおかげでたまに英語が入るのでだいぶ救われました (笑)

この映画の中で登場する挑戦者の一人は実を言うと私がオーストリアのスキー教師の資格である地方検定と州検定を受けたときの教官で直接指導を受けてはいないのですが、山の上でばったり会ったら挨拶をしたりお話をしたりする人だったのですごく驚きました。

彼はシーフューラー(スキーガイド)の資格を持っていて、いつもキッツビューエルの山をガイドしているのですが、こんな桁違いな山に挑戦する彼の姿を見て、彼のすごさ、そしてオーストリアのスキーヤーの強さを感じさせられました。

以前、彼に会った時、自分がオーストリアの山が急で恐いんだという話をしたのですが、今思うとあんな強烈な山を登って、ボコボコのアイスバーンや雪崩の中、強烈な急斜面を下りて来る彼にそんな事を言った自分が恥ずかしいなと思います。

あの時確か彼は”恐がったらだめだ。恐いと体が後傾になって何もできなくなるからね”と言っていました。そう言われて私はそんなこと言われても恐いものは恐いんだ、と当時思っていましたけど、そのこと自体がきっと自分との戦いに負けているのですね。

今日はあの映画のおかげで彼のあの言葉の重みにやっと気づきました。何かに挑戦するとき、いろんな障害があるかもしれないけれど、その障害を乗り越えるためにはまずは自分との戦いに勝たなければいけないのです。私も頑張らなくちゃ!(単純すぎ?)

シーズンの初めにいいものを見せていただきました!えみこさん、誘ってくれてありがとう!!!!

2 件のコメント:

のりこ さんのコメント...

おかえりなさ〜い!
その映画本当に面白そうね!
キッツの教師でそんな究極なことするのってLeisl
くらいしか思い浮かばないんだけど?!

yuri_in_kirchberg さんのコメント...

まさにそのとおり!
Leislだよ♪ 一緒に登ったもう一人の人はAxelという人だった。その他カメラ班のサポートでキッツの人がもう一人出ていたと思うよ。(名前はちょっとわからないけれど)

本当にすごいよね。

昨日はWorglまで見に行ったんだけれど、のりちゃんが来るころまだやっているのかな?

ぜひぜひ見て欲しい!!!