2009年3月24日火曜日

ちびっこ

昨日から私は初心者ちびっこ4人組にスキーを教えています。3歳から4歳の彼らにスキーを教えるのは一苦労です。

まずは朝、両親との別れを悲しんで、号泣。昨日はBenjamin(半日レッスンの間、ほとんどずっと泣いていいました)。

まずはヘルメットが嫌だと号泣するBenjamin

今日はLena、そしてまたBenjamin。母親を求めて泣いている子供を泣きやませることはなかなかできませんが(特に私のドイツ語レベルでは本当に難しい…)今日はいろんな動物のまねをしたり、踊ったりして、何とか朝のお別れの山場を乗り切りました。

しばらくは笑顔で滑る子どもたち。

でも、大変なのは彼らの集中力を持続させること。最初は一生懸命滑ってくれるのですが、すぐにスキーを脱ぎ、雪の中で遊びたがる子供たち。気分転換に雪遊びもするのですが、その方が楽で楽しいらしく、そこからまたスキーを履かせるのに一苦労です!


遊びに集中するAxelとCarlina、スキーにも同じくらい集中してくれるといいのに...


何とかお昼まで滑らせ、半日のBenjaminはここで両親のお迎えが来ました。この時、ようやく心を許してくれたBenjaminは昨日とは別人のように笑っていて、両親が近くまで来ているのに気付かないくらい!それを見た両親は一安心。また明日ね!と元気よく挨拶して帰って行きました。


Lenaもお昼は両親と。残る、いたずらっ子2人組AxelとCarlinaを連れて私はレストランへ。今日はナプキンで鶴を折ったり、絵を描いたりかなり平和なお昼ごはんでした。


お昼が終わってからさらに午後の2時間が始まります。


お昼のレストランからの帰り道。なかなか前に進んでくれない2人。


ここからが本当の正念場です。疲れがたまった子供達はさらに集中力がなくなり、Lenaは常に付きっきりじゃないと泣いてしまうように… AxelとCarlinaは自分でできることも「できなーい。助けてー」と言ってすぐに雪の上に倒れ、一緒のときはお互いのスキーを絡ませたりして喜んでいます。

こんな状態ではスキーを教えるどころじゃありません!

起こしても、起こしてもまた倒れるAxelやCarlina。面白がってわざと転ぶのです!日本語だったらうまく集中力を復活させたり、上手に叱ったりできるのですが、ドイツがだとそれが全然うまくいきません。そんな彼らについにレッスンがもうすぐ終わる頃に疲れてしまった私も、彼らが「もうやりたくなぁーい」「つかれたー」というのに便乗して「私もつかれたー」「もう一緒に滑りたくなぁーい」と言ってしまいました。


そんな私を見てもまだ笑う子供たち。たかが4人の子供たちにこんなに疲れてしまう私は本当にダメ教師ですが本当に疲れてしまいました。


今までシーズンを通して毎週、毎週この年齢の初心者たちを教えていたBettina。前から素晴らしいなと思っていましたが、今日の私は彼女が超人のように感じました。


明日もう一日。3人は後少しでボーゲンで降りれそうなところ。降りれるようになったらきっとスキーの楽しさにとりこになるので後少し頑張らなくちゃ!と、思いながらも天使のように可愛いちびっこたちが、小悪魔に変身しないことを願うばかりの私です...

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