2010年1月26日火曜日

Schladming

Schladmingのナイタースラローム。行ったことはありませんがテレビで見ているとかなり斜面は急。だけどスタートからゴールが見えるとても見晴らしの良い斜面です。毎年日本人選手はこのコースで好成績を出すので、期待してテレビの前に座りました。

今年は日本人3名出場。だけど、ゼッケン番号があまりにも遅かったので一本目はテレビに映りませんでした...がっくり...しょうがないのでどうなったのかヤキモキしながら2本目がテレビで始まるのを待ちました。そして冒頭の実況放送で聞こえてきたのは…

出場した3名の日本人選手、全員が2本目進出!!!!!!

やったぁー♪ 嬉しいです!!!とにかく嬉しい!!!!!

テレビの前でドキドキし、一人で大興奮しながら見ていましたが、2本目も会心の滑りで全員完走!皆川賢太郎選手21位、佐々木明選手9位、そして、そして

湯浅直樹選手8位!!!!
やったぁー♪ 



佐々木選手、湯浅選手。2人ともゴールした時1位でした。しばらく楽しそうに日本人2名で上から滑ってくる選手の結果を待っている姿がテレビで何度も放映されました。

キッツビューエルの試合の後、ミュンヘンにいるしんさんからワールドカップをカメラマンのブログのリンクがメールで送られてきました。

そのブログには湯浅選手の熱い思いが...

オリンピックから外されてしまった湯浅選手。一時は引退してしまうかも?と思わされる状態でしたが、彼がキッツビューエルで私たちに見せた滑りは違っていました。


「外されたからこそ絶対頑張るんだ。」


そういう滑りに見えた。

そしてカメラマンのブログに書いてあった湯浅選手の言葉です。

「俺は冗談抜きで本当に世界一になりたい...闘志というか、戦う志はオリンピックに選ばれなかった一件でさらに強くなった...迷うくらいだったら滑らない。俺が滑っているということは、迷いがないということ。これからも滑り続けるし、二度と迷わない。」
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/shinichiro/article/226より抜粋)

今日のシュラドミングの彼は言葉通りの滑りを見せてくれました。迷いなくゴールに向かっていた。本当に素晴らしかった。まさに逆境をバネに彼は大きく羽ばたこうとしている気がします。

そんな彼の物語をヨーロッパの視聴者達はきっと知らないと思います。ワールドカップの選手たちは希望や無念、喜びや苦しみ...いや、それだけでは語りきれないたくさんの複雑な思いや気持ちを抱えている。そんな選手たち一人一人の特別な物語が一つずつ織り込まれているからあの感動が創り出されるのだろう。そして、その感動が私のような一視聴者の心を突き動かし、希望と勇気をくれるのです。

4 件のコメント:

しん@ミュンヘン さんのコメント...

昨日は一本目は会社でFISのHPの文字の速報を見てました
3人とも二本目に残ったので、急いで帰宅

テレビの前で大興奮でした
メッチャ男前な滑りでしたよね

今日の湯浅君のブログもまた泣けますよ
http://ameblo.jp/naoki-yuasa1321/

これで、日曜日のクラニスカ・ゴラでポイントを取れば最終戦のガルミッシュに残れそうです
絶対にガルミッシュに残って欲しい

のりこ さんのコメント...

中継観れて、いいなぁ〜〜
仕事中だったし観れなかったよ
引っ越しお疲れ様!!
あの部屋に帰ってもゆーりさん居ないのさみし〜〜〜〜

しんさん@ミュンヘンさん
ガルミッシュが楽しみですね!
私も行けたら良いなって思っています

yuri_in_kirchberg さんのコメント...

しんさん、本当に感動的な瞬間でしたよね!私も一人でテレビの前でひっくり返ったり大騒ぎでしたよ! 後から降りてくる選手が失敗するとついつい喜んでしまったり… とにかく興奮しました!

ぜひぜひガルミッシュに残って欲しい! そして今後世界一になることで彼が感じている責任を果たすことができればと願うばかりです!

yuri_in_kirchberg さんのコメント...

のりちゃん、

シュラドミング見れなかったの残念だったね…でものりちゃんの分も十分一人で大げさなリアクションをしながらテレビの前で騒いでいたから大丈夫だよ!

お部屋は引っ越ししてしまったけれどまたキルヒに来たら去年みたいに遊びにおいでね!