2010年12月16日木曜日

おじいちゃんとの再会♪


今日は昨日と打って変わって最高な天気に!!!!


朝起きた時も、キルヒベルグを出た時も、ゴンドラに乗っている時も雪が降っていて、予報も"雪”だったのに、山の上に着くと太陽が出てきてくれました!!!


しっかり圧雪された斜面の上に、軽く積もった雪。青い空から降り注ぐ太陽。最高な気分での滑りだし! でも、滑り始めて少しすると、寒さで顔がキンキンに冷えました! 


昨日の-17℃よりは暖かいし、風もない分体感温度だとだいぶ暖かいはずなのに、やっぱり-12℃は寒かった!


11時ころになると一緒に滑っていたトニーがつま先が凍ったと訴え、Steinbergkogelのヒュッテで一休み。


このヒュッテは私が思うに、山の上で一番おいしい食事ができるところ。いつも人でいっぱいで予約を取らないと昼食時は席がないほど。でも、さすがシーズン初めですいているゲレンデと同じように入ると他に一人のお客さんがいる以外、ガラガラでした。


普段挨拶を交わすのがやっとなくらい忙しくしているウェイトレスのスージーとも頼んだお茶で温まりながらゆっくりいろんな話ができました。トニーとスージーと3人でお互いこの山にで働くようになって何年たった話をしたり、ガスって見えなくなって山を降りるのがいかに大変だった体験談をそれぞれ話し合っていると、すぐ横のテーブルでワインを一人で飲んでいたおじいちゃんが「君たちの誰もが生まれる前の話だけど...」といきなり仲間に加わってきました。


おじいちゃんの名前はGordon Leslie。自分のガスった中下山した体験を話し終えると、「僕は前に君に会っているね」と私に行ってきました。


私も3人で話をしている間、彼の事がなんとなく気になっていたのですが、確かに4、5年前に彼に会っているのです。彼にそう言われた瞬間になぜか、どのテーブルでどんな状況で彼に会ったかまで鮮明に思い出す事ができました。


確か、以前マウントレースイのお客さんの豊田ママと芳賀まりこさんが滑りに来てくれたときにやっぱり美味しいからとSteinbergkogelのヒュッテに入り、その時一人でワインを飲んでいたおじいちゃんに会ったのです。


混みあっていたので相席で一緒のテーブルになり、会話を交わした時になぜか自分がスキースクールを作りたいという夢を語ったのです。そして、できるかどうか分からないけれどと締めくくった私に、「やりたいと思った事は必ずできるよ」と言ってくれ、故郷のカナダで何もないところにスキースクールを作った知人の話をしてくれました。


その時すごく勇気をもらった事を今でも鮮明に覚えています。


そんな素敵なおじいちゃんにまた再会できたのも今日の寒さのおかげ!


ヒュッテを出るときに、スパゲッティを食べていたおじいちゃんに、「ここは僕が知っている限り、この山の中で一番美味しいレストランだ」と言ってきました。「私も大好きで良く来るんですよ」というと、「だったらまたここで会えるね」と言ってくれました。


体も心もすっかり温まるおもいがけない再会でした^0^♪


シーズンも始まったばかり。今シーズンまたおじいちゃんに会うのが今から楽しみです!

2 件のコメント:

おぎ さんのコメント...

素敵なお話・・・こちらまで温かい気持ちになりました。人との出会いって財産だよね。好きなことを追い求めているゆうり、きっと夢は叶うと思うよ。

yuri_in_kirchberg さんのコメント...

おぎちゃん、ありがとう!!! おじいちゃんに再会してパワーをもらえた気がします!少しでも夢に近づけるように頑張るね♪