2011年1月18日火曜日

ワークショップ

インタースキーは各国のインストラクターが集まり、お互いスノースポーツについて抱えている問題やお互いの指導法について共有し、話し合う場です。

それを促すために毎日午前中に何カ国かがワークショップを行います。9時から10時まではまずその国が伝えたい事を講義の形で伝えます。そして10時半から3時までの時間を使い、講義で話した内容を雪上で見せながら、実践しながら伝えていきます。

今日私はオーストリアのワークショップに行きました。オーストリアの場合最初の一時間は彼らが紹介したテーマを6つを本当にさらっと説明し、それから6つのグループに分かれて雪上のセッションが始まりました。

私は子供のレッスンの班をしばらく見学しました。室内の講義が多岐に渡っていたため、子供のレッスンはまず子供のレッスンについての講義から始まりました。

それが終わったら子供たち専用に仕切られたエリアの中の様々なステーションを見せてもらいました。私達はまず初心者のステーションから始まりました。


ここで直滑降を習い、止まれる様になるまで練習します。


止まれる様になると次のステーションへ行きます。ここは曲がるためのステーション。


それができるようになるとここです。


ここは子供たちの体重移動の動きを出すためにネトロンに鈴をくくりつけて、腕を伸ばしてネトロンを触ると音が鳴るようになっていました。

そして次はネトロンの森。いろんな形で活用できます。例えばこの中を当たらないように滑り下りる、とか、赤いネトロンを目指して降りてね、とか、なるべくたくさん曲がって降りてねとか。想像力が許す限りの滑り方ができます。


次に斜滑降のステーション。ここでは必要な体の傾きを出すためにポールが斜めに刺さっています。それで体の前にネトロンを持ち外向の姿勢を作ります。

それが終わったらシュテムターンのステーション。ここでは風船が目印になっていて、風船のところで開いて、風船のところで閉じます。

シュテムができるようになった後はデュアル・スラロームのステーション。ここでは今まで習った事をベースにお友達と下まで競い合います。ポールの感覚が狭く、細かいので早くたくさん曲がる事によって、ひねりを多く使わせパラレルまで指導していきます。


また、バランスを強化するためにこのようなステーションもありました。子供たちが気にいる事確実!オーストリアのデモも楽しそうに滑っていました!
ここまで聞いたところで他の仕事のため、私の見学できる時間は終了してしまいました…もっと、もっと聞きたかった。本当に残念。素晴らしい情報がたくさん詰まったオーストリアのワークショップでした ^0^♪



最後になりましたが、このようなステーションを効率よく回るためにオーストリアの子供の練習エリアにはほとんどムービング・ベルトが入っています。スキーを履いたまま、ベルトの上に立つとエスカレーターのように上まで運んでもらえます!

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