2009年12月27日日曜日

展示会

今回教えているモロッコから来たBineBine一家のお父さんは画家であり、彫刻家であり、作家でもあります。

今日はキルヒベルグにあるギャラリーで自分の作品の展示会のオープニング・パーティーがあるので2時ころにスキーを切り上げ町へ降りてきました。

展示会は6時開始。私のことも招待してくれたので、軽く、何も考えず顔を出すと言ってしまったのですが、良く考えると、ギャラリーのオープニング・パーティーに着て行く服なんて何も持って来ていません...

取りあえず、自分の服の中から一番よさそうなものを出して見て着てみたけれど、カジュアル過ぎてダメ。結局ルームメイトののりちゃんの服だけでなく、コートまで借り、準備するのも手伝ってもらい、何とか30分遅れで行ってきました。

ギャラリーの近くまで行ったらいつもと全く違う雰囲気。前のだだっ広い空きスペースは駐車場と化していて、高級車でいっぱい… だんだん自分が行って本当に大丈夫なのかと心配になりながら、ギャラリーに到着。

中に入ると、みんな素敵な格好をしていました。しかもかなりお金持ち風...そして何やら受付みたいな所に男の人が立っていて、お客様が彼に名前を言うと招待客リストを確認して中に入れています。
果たして自分は中に入れるのだろうか???と思いながら勇気を振り絞り、「家族のスキーインストラクターです」と言ったら、もう既に気付いてくれていたらしく、「わかっていますよ。どうぞ中に」と言われました。

かなりゴージャスな雰囲気の中、場違いだと感じながら群衆をかき分けながら家族を探していたら、どこからか一番末っ子のDouDouが現われ私を探してくれました。天使のような彼女の笑顔に助けられ、彼女に家族の所まで案内されました。

                        家族と一緒になってホッと一安心


そこから私は家族と一緒に外からの傍観者になりました。ギャラリーのオーナーとオーナー夫人、お父さんのマヒはとても社交的にいろんな人と代わる代わる話をしていました。お母さんのアミアと子供達もたまに話しかけられ、笑顔で対応していましたが、どうやらこういう場は苦手な感じ。


最終的には子供達に誘われ、その場から逃げるように3階にある映写室へ行き、パーティーが終わるまでそこにいた他の子供達と一緒にゲームをしました。

                   映写室のフカフカな椅子でDouDouとくつろぐ

フランス語をしゃべるBineBine家の3人と、隣町のキッツビューエルから来る3人の女の子は私の怪しい通訳を通して遊び始めました。彼女たちはちょっと遊んでいるうちにあっという間に言語の壁を乗り越え、仲良くなっていきました。あまりにも楽しくてキッツビューエルの女の子たちはお父さんが迎えに来て家に帰ると言っているのにも関わらず遊び続けたほどでした。そのお父さんはしばらく女の子たちが遊んでいる姿を見ていましたが、そのうちしびれを切らして3人を連れて帰って行ってしまいました。


それから間もなく子供達と4人で遊び続けているところにマヒとアミアが現われ夕食を一緒に食べに行くことになりました。

どこか美味しいお店へ連れて行ってと言われ、町中のちょっと風情のあるイタリアンへ行きました。子供達はお腹をかなり空かせていて、お父さんとお母さんはたくさんのお客様の対応に疲れ果てていましたが、家族のムードメーカーのお父さんが子供達をうまくリードし場を盛り上げてました。マヒは本当に子煩悩で、子供達を常に楽しませています。

パーティーに顔を出し、挨拶をしてすぐに帰るつもりだったのに結局最後夕食まで一緒に過ごしてしまいましたが、一緒にお食事しながら本当に楽しい家族だなとつくづく感じました。
シーズン早々、また新たな素敵な家族と出会え、心が温まる私でした。

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