今日は日本の技術の発表の日。朝9時からまずは室内の講義が行われました。
日本のテーマはハイブリッド・ターン。これは簡単にまとめると体幹を移動したい方向に落して行き、2つの軸でバランスを取り、重力をを有効活用する事により、筋力を最小限に使う、省エネなターンです。
このターンは他の国が考える従来の教え方とは全く違く発展過程を持ちます。あまりにも異なるので日本国内でも受け入れてもらうのに時間がかかったそうです。
そんな背景があるので各国がどのように受け止めてくれるのか少し不安な中、講義は始まりました。
講義は児玉さんと市野さんが英語で行い、更により確実に理解してもらうため、各国にハイブリッド・ターンの背景について綴られたA4一枚の説明文と講義で使うパワーポイントのスライドのコピーも配られました。
1時間に渡る講義も順調に行き、特に質問もなく終わりました。外国の方はたいてい何か疑問に思うとすぐに質問するのでこれは理解してもらえたか、質問ができないくらい分からなかったかどちらかだと思いましたが、前者であることと願いながら、デモンストレーター達が行うワークショップの集合場所に向かいました。
当初英語2班、ドイツ語2班の4班編成で行こうと言う話でしたが、英語の人数は60人を上回り、急きょ2班加えて4班編成で行う事になりました。
もちろん突然の事だったので担当者は準備もしていません。そこで私ともう一人通訳の知恵さんが新たに加わった2班の通訳に入る事に。
そして私は丸山デモと峰村デモの班に付くことになりました。この班は室内のワークショップには出ていなく、ガンガン滑りたい人が集まった班。最初平らなところでハイブリッド・ターンの基礎を学び、粗い形を試してもらった後、Kandaharという急斜面に移動。
急斜面ではハイブリッド・ターンを洗練させて行きました。更に急な所でも省エネでターンができるため粗い形で滑る事も出来ることなども見せました。
丸山デモの分かりやすい説明、そしてワークショップの流れの作り方、峰村デモの完璧なデモンストレーションの2つがとてもいい形で組み合わさり、参加者の理解も早く、皆の滑りもみるみる変わって行きました。
ワークショップの最後には皆ハイブリッド・ターンを自分のものにしていました!
終わった後、参加国にインタービューをしましたが、皆とても満足。もちろんそれぞれの国の指導法もあるのですぐにレッスンで使う事ができなくとも、ほとんどの参加者が自分でこれからも試して行きたいと言ってくれました^0^V
机上でハイブリッドターンの理論を聞いていた私も、実際に雪上でそれがどういうものか目の当たりできて本当に勉強になりました。この班で通訳ができて良かった^0^♪
たかおさん、せいかさん、本当にありがとうございました!そしてお疲れ様でした!
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