今朝は常念さんと一緒にフランスのワークショップに出てきました。中級者をオフピステに連れていくというのがテーマです。まずはビーコンの使い方。実際にビーコンを使って、もう1つのビーコンをどのように探すかの説明があり、探しているビーコンがどのあたりにあるかピンポイントできたらゾンデをどのように差し、雪の中にあるものを探し当てるか等を見せてくれました。
次にオフピステに入る時便利なジャンプターン、足踏みをしながらの横滑り、キックターン等の技術を見せてくれました。ここでの鍵は全て圧雪された斜面で練習してから、オフピステに入る事です。
いよいよオフピステに入ったら練習した事の実践です。岩の間の狭いところを降り、先ほど練習したジャンプターンや足踏みしながらの横滑りで降りて行きます。
そして降りながら最後の題材、オフピステの中でのグループの管理のお話がありました。狭いところでは皆でバンバン降りるのではなく、一人ずつ降りる、危ない個所では何グループかに分かれてストックを使い雪の変化(片方のストックを上げる)、危険だから止まる(ストックをばってんにする)事を伝える等を見せてくれました。
また、一番当たり前のようで目から鱗だったのが、一日の終わりに疲れた人が一人いた場合の話し。グループの中で一番うまい人を最後に残し、インストラクターを先頭に全員全く同じラインを滑り、疲れた人のためのコースを作るのです。皆で滑ると雪は除雪され、ちょうど1人分のシュプールが描けるほどのスペースができます。
以前こちらで州検定を受けた時一週間オフピステの案内の仕方について学んだので、重複する部分も多かったですが、良い復習になり新たな発見もありました。
ワークショップの後は、待ちに待ったInterski総会。この総会の中で時期開催国が決まるのです。候補者はアルゼンチン、ブルガリア、そしてフィンランド。
総会の他の議題で時間がかかり、ショーが始まる6時ギリギリになってしまいましたが、時期開催国はアルゼンチンの圧勝で決定しました!
そしていよいよ、インタースキーのフィナーレの閉会式。各国続々とデモンストレーションを見せてくれます。何本か代表で載せてみます。
イタリア。スピード感があってカッコ良かったです。
日本の最後のデモンストレーション。せっかく良かったのに司会者が韓国と間違えてしまった事が残念です…
アメリカ。オープニング、ショー、そしてクロージング、全てにおいてチェアスキーや片足のスキーヤーが出てきました。障害を持っていたとしても、勇気を持って前向きに生きていくアメリカ人。是非アメリカでスポーツと障害者について学びたいとまた強く思いました。
各国が滑り終えた後、今後のスキーの発展を象徴し、70代のインストラクターと子供たちが滑り下りてきました。おじいちゃんから孫の世代へ。この一本に含まれたメッセージはなかなか感慨深いものでした。
その他映像で昔のスキーから現在まで見せてくれるものもあり、スキーの過去、現在、未来つなげていこうというメッセージがはっきりと伝わってきました。
途中までしか撮れませんでしたが、スキーの過去から現代を捉えた映像でした
そしていよいよ後半、開催国のオーストリアから、
次期開催国のアルゼンチンにインタースキーの旗が渡され、
最後はデモンストレーター達が全員デモバーンを滑り下り、
松明滑降があり、花火で大きなフィナーレを向かいました。
2 件のコメント:
す、すっごいね~動画ありがとうだよ!
野沢を思い出しましたが、またこういったものをナマで体験できている、ゆうりちゃんがうらやましく、誇らしく思います!本当にありがとうね。
ののより。
きゃー♪ 元気? ブログ読んでくれていたんだね! 本当はもっと、もっと動画たくさん撮っていて、もっと、もっと載せたかったんだけれど載せすぎも見る相手が困るかなと思って絞ってみました。
本当に素晴らしい体験をさせてもらえて感謝だよ!
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