2013年1月27日日曜日

キッツビューエル最終日:スラローム

今日は待ちに待ったスラロームの日♪

ヨーロッパで一番注目される種目はス最高速度140キロを記録した昨日のダウンヒルです。私も迫力のあるダウンヒルは好きですが、やっぱり日本人選手が出るスラロームが一番気になります。

この時期にお休みがもらえる年は、初めてキッツビューエルで生のスラロームを観戦した時に買った大きな日本の国旗を持ち、たくさんのヨーロッパの国旗の中に埋もれながらも、日の丸の旗を大きく振り応援しています。

いつも会場にいるか、仕事をしているかどちらかなので今日はオーストリアに来るようになって初めてテレビでスラロームを見ました。

以前日本で見ていた頃は気づかなかった難しさが今はコースを知っているせいか、スクリーンを通してヒシヒシと伝わってきます。

起伏やうねりが強いあの斜面に選手たちは苦戦していました。

湯浅選手は残念ながら片足反則で失格になってしまいましたが、前回のWengenの大会から調子を上げ始めた佐々木選手が見事一本目49番スタートから27位に踊り出、2本目16位という成績を残してくれました^0^♪

今まで戦ってきた成果がここへきて出始めているのだと思います。このまま波に乗って、日本選手得意のSchladmingの大会で爆発的な滑りを見せて欲しいなと思います。

もう一人、今シーズンの前半苦戦していた選手で今日、スーパーコンバインド(ダウンヒル+スラローム)で優勝したのがIvica Kostelic。去年まで表彰台は当たり前というくらいだったのに、膝の怪我を負い、手術して復帰してからなかなかトップに出て来れなくなっていたのです。そんな彼もここ何戦か徐々に順位を上げ、表彰台に姿を現し始め、ついに今日優勝することができたのです。見事なカムバックです!

この2人のように以前の輝かしい成績からスランプに一度落ちて這い上がってくる選手たちって本当にすごいなと思います。うまく行かなくても練習を続け、挑戦し続けることの精神的苦痛は並大抵なものではないからです。

今年調子がすごく良く、のりのりのHirscherの2本目の滑りは目に焼き付くほど素晴らしく、本当に感動的でしたが、その陰にいる、いろんな選手の感動的なドラマに心打たれる3日間でした。






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