2013年1月31日木曜日

パンツいっちょ!

国も変われば事情もいろいろ変わります。

オーストリアにいて、一番それを感じるの病院かもしれません。

こちらでは、具合が悪かったり怪我をするとまず近くのホームドクターに行きます。
先生が診察して、更に精密な検査が必要だと判断すると、大きな病院への紹介状を書きます。

それとは別に保険適用外(事後申請で少しは戻ってくるみたいですが)のプライベートのお医者さんもいます。

私も今回家の近くのお医者さんへ行き、その先生の判断でMRIを撮りに行き、その結果、骨折が判明し、大きな病院へ行くように言われ、更にそこでの結果に満足できず、プライベートで開業している膝の専門医のところまで行き、ギプスに至ったのです。

長い道のりです。

長い道のり以外に、こちらで一番驚いたのがMRIの時の検査着がないことです。

日本では大抵MRIの撮影前にガウンのようなものに着替え、ガウン姿で待合室で呼ばれるまで待ち、撮影をします。

こちらでは、服を着たまま待合室で待ち、その後、入り口と出口と別のドアがある更衣室のような小さな部屋に呼ばれ、注意事項の説明を受けます。そこで靴やズボンを脱ぐように言われ、準備ができたら出口のドアを出るように言われます。

初めてMRIを撮ったのは2,3年前St. Johannの病院ででした。出口のドアを出たらそのままMRIの機械のある部屋かと思いきや、なんとめちゃくちゃ大きなお部屋の片隅に事務机がならんでいるのです。

ドアを開けた瞬間、私はパンツいっちょでどこへ行けば分からないままその大きな部屋の中でただずんでいた訳です。

隠れる場所も隠すものもありません。骨の髄まで恥ずかしいだけです。しばらくすると、担当者が思い出したかのようにあらわれ、私はばつが悪いので事務処理をしている方に挨拶しながらその前通りMRIを撮ってもらいました。

今年のSchwazという町の病院では、更衣室の出口がそのままMRIの撮影をする部屋につながっていたのでまだましでしたが、やっぱりパンツいっちょでの撮影でした。

翌日のSt.JohannでのレントゲンやCTスキャンは同じような更衣室を通りましたが、今度は驚くことに金属がついていなければそのままでいいと言われ、スウェットのまま撮影(これもびっくり!)をしたので恥ずかしい事態は避けることができました。

そして、その同じ日の午後の事。

膝の専門医のところに行ったときが一番のカルチャーショックの瞬間です。

先生があらわれ、事情を話、スウェットを脱ぎ、膝をを診てくれるところまでは普通だったのですが、ギプスをはめるために違う部屋へ移動するときの事。

スウェットを履こうとする私に、履かないでそのままで移動するようにと言うのです!そのままって、部屋を出たらそこは待合室につながる廊下、しかも外から入ってきて最初に足を踏み入れる廊下ではありませんか!!!

いくらパンツいっちょに慣れてきたと言ってもこれは抵抗あります!

一緒に来てくれていた友達のえみこさんもびっくり!ありえないと騒ぎながらも仕方なく、公共の廊下にパンツいっちょで出る羽目に!!!!

えみこさんが後ろは私がカバーするからと待合室側を歩いてくれましたが、なんとも恥ずかしく、笑える体験でした^0^

国が変わると本当に事情はいろいろ変わるのです!!!!

ギプスを巻く前。廊下では、包帯もまだなく、生足にパンツいっちょでした!
日本ではありえない出来事に大笑いです^0^

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