2013年2月12日火曜日

チーム戦

いつもは個人競技のスキーですが、今日は世界選手権のチーム戦がありました!

皆がテレビで見れる夕方5時にスタート。参加国はオーストリア、スロべニア、ノルウェー、ドイツ、クロアチア、フランス、スロバキア、アメリカ、リヒテンシュタイン、スウェーデン、フィンランド、スイス、カナダ、イタリア、チェコ。

チームは各国から男女2名ずつ。メンバー交代もOKでした。競技はデュアル・スラロームで各チーム赤コースに2名、青コースに2名滑り、勝った人数が多いチームが勝ち抜いていき、引き分けになった場合は負けた時のタイム差を合計し、少ない方が次に進みます。

第1戦オーストリアはシードで、残りスロベニア、ドイツ、フランス、アメリカ、スウェーデン、カナダ、チェコが勝ち抜きました。ドイツ対クロアチア戦の時、青コースにいたクロアチアの選手が転んでしまい、赤コースにいたFelix Neureutherスキーをぶつけてしまうハプニング!

隣同士で滑っているから衝突は十分あり得ます。インタビューされ、大丈夫と言いながらもNeureuterは結構痛そうにしていたし、ちょっと頭にきていた様子でした。確かに、スキーは基本的に個人競技であることを考えると今日のチーム戦は楽しい「遊び」の一種。これから得意種目を控えているNeureutherにとって気が気でないだろうなと思いました。

チームのメンバーを見ていてもアメリカなんかは男子選手一名以外は既に終了した高速系の選手が出ていたりしたので、これからレースを控えている選手は辞退した人もいたのかなと思いました。

続いて、第2戦を勝ち抜いたのはオーストリア、ドイツ、スウェーデン、カナダ。隣同士で滑り、先を越されると見えるのため、結構いろんな選手があせって転んだりしていましたが、明らかに技術系が得意な選手をチームのメンバーに投入した国が勝ち抜いた感じでした。

第3戦。勝ち抜いたのは、開催国のオーストリアとスウェーデン。

この後まず、敗退したドイツ対カナダで3位を決定します。メンバーを見てドイツの圧勝かな?とちょっと思ったのですが、Lena Duerrが圧勝した後、思いがけずMaria Hofel-Rieschが僅差で負けてしまいます。そして男子一本目のFritz Dopferは0.01秒で勝ち抜き、残すはNeureutherとMichael Janyk。Neureutherが青コースだし(青の方が全体的に速いコースだったため)勝つかなと思っていたら、これまた0.01秒でJanykに負けてしまいます!

どちらがブロンズか?と一瞬選手達の表情も曇りますが、次の瞬間Hofel-Rieschの満面な笑顔でドイツのブロンズメダルが決定したことが分かりました。

そして最後、開催国のオーストリア対スウェーデン戦はスウェーデンの選手が失敗したり、転んだこともあり、4対0でオーストリアの圧勝です!Marcel HirscherとMichaela Kirchgasserの勝利に向けてのラストスパートに信念を感じ、とても印象的でした!

オーストリアがやっとゴールドメダルを獲得した瞬間、会場が沸き、コース整備の担当者や係員も抱きあがって喜んでいました!

世界選手権の前半、Nicole Hospの銅メダル以降なかなメダルを取れず、オーストリアの選手達はものすごいプレッシャーを背負って滑っていましたが、昨日のRomed Baumannの銅メダルに続き、チーム戦でのゴールドを獲得したことで少し肩の荷が下りて、明後日から始まる技術系の種目に少しリラックスして臨み、実力を発揮してくれること期待しています!







0 件のコメント: