2013年2月17日日曜日

世界選手権最終戦

世界選手権の開催期間が2週間なんて始め長いなと思っていましたが、瞬く間に日々が経ち、もう最終戦の日を迎えてしまいました。

男子スラローム。オーストリア、ゴールド獲得のラストチャンス!

1本目のトップバッターはオーストリアのMario Matt。コメンテーターは前半少しずらしていると言っていましたが、なかなかいい滑りで降りてきました!

次に滑ってきたのがオーストリアがゴールドの夢を託している選手、Marcel Hirscher。切れ味のある滑りでMattはあっという間に0.56秒引き離されてしまいます。

そして続くはドイツのホープFelix Neureuther。かなり歯切れのいい滑りをしてきますがHirscherに0.28秒及ばず、2位。

そのままこの3人の順位は最後まで維持されたまま1本目の戦いは展開されます。日本人選手も滑りますが、腰痛を抱えた湯浅選手は途中カタハンをしてしまいコースアウト(そのままコースわきに倒れ込んでかなり心配です…)。そして大越龍之介選手も中盤でカタハンし敗退… でも、佐々木明選手はしっかり完走し、26位にくいこみます!

そして2本目。佐々木選手は5番スタート。ゴールで首を傾げていた1本目より全然軽快に滑っていました!これはいいかも?!ゴールした時は0.8秒くらい差がついていたのでしばらく抜かされないかと思いきや…

次の選手があっという間にそれを上回り、その次の選手はその選手をさらに追い越し…

という状況が続き、最後4位から9位くらいのだんごになっている選手たちの頃になると皆攻めまくっていて今度はカタハンや転倒が続きます。オーストリアのRaichやPrangerもそうだし、一本目4位だったイタリアのMoelggもそうでした。

こんなに皆失敗していてこれはトップの3人はどうなるんだろう?と不安がぎりましたが、Mattは安定した滑りで降りてきてトップでゴール。これはもしかして?と思っているとNeureuterも1本目同様切れのいい滑りで降りてき、Mattを抜かします。

そして残るはHirscher。祈るようにテレビの前で見ていたら、プレッシャーなんかぶっ飛ばし、彼はギュンギュン板を走らせながら降りてきました!すごいです!速いです!!!やっぱりうまいです!

後はどこかでカタハンをしないことを祈るばかり!最後の最後まで目が離せません… 最後の最後まで攻めるHirscherがついにゴール!やりました!Neureutherを0.4秒離しオーストリア中が待ちに待っていたゴールドメダルを手に入れました!!!!

しかもHirscherのゴールドのみならず、Mattもブロンズ取得。コメンテーターも大興奮!!!「世界選手権の最後を飾るレースとして最高だ!!!」と感極まりない様子。

世界選手権の前半、メダルがなかなか手に入らず「メダルがない」「たったの4位」と言われ続け苦しめられたオーストリアの選手たちでしたが、最後は実力を見せつけダブルメダルで収め、オーストリアの国民が絶対に忘れない、地元での開催を誇りに思える最高な世界選手権にしてくれました^0^/

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